木材の選定から接合部、記録管理まで。私たちの品質管理は、手仕事によるログ建築において、気密性の高い接合、鉛直精度の高い壁体、確かな施工性を長期にわたって維持するために設計されています。現在だけでなく、数十年先を見据えて。
性能を基準に選ぶ木材
• 厳選した供給元から調達する、大径で成長の遅い北欧産パイン
• 最長約12 mまでの乾燥した通直材を在庫し、不要な待ち時間なく製作を開始可能
• プロジェクトの要求に応じて木材の等級選別にも対応
精度を原則とする
• 長手方向の溝は、縁部が木部に圧縮されて気密性の高い接合となるように成形
• 乾燥後のログは再度機械加工し、幅方向の反り(カッピング)を修正して、まっすぐな支持面を確保
• すべての刻みは最後にナイフで手仕上げし、接合精度と支持面の当たりを確認
Tri-Level Scribing – Hirsitikkaのマスター・ログビルダー、Timo Aro-Heiniläが開発
ログの内側と外側で生じる乾燥収縮の差をあらかじめ考慮する墨付け方法です。最終乾燥の前に長手方向の溝を意図的に非対称な形状にすることで、壁体のセトリングに伴って接合部がさらに締まるようにします。これにより、長期的な溝の開きを抑え、長い壁面を鉛直に保ちやすくし、気密性の向上にもつながります。
結果は、樹種、含水率の履歴、および構造ディテールによって異なります。
コーナー接合 & 特殊な構造
• コーナー形状には、ダブテールノッチやくさび式ロックノッチなどがあり、建築的・技術的要件に応じて形状を選定
• 大きな開放空間には、歯形加工を施した多層ダボ梁によって大スパンに対応
• 曲面壁や傾斜壁、大きなガラス面を柱梁構造に組み込む構成にも対応
設備工事を見据えた加工
• 電気配線用の孔を標準で先行穿孔
• すべてのドア・窓開口部に、セトリングに対応するT字断面の無垢材製ガイド材を設置
• 間仕切り壁用の溝には摺動式の柱材を設け、ログ壁のセトリングを妨げることなく軽量間仕切り壁を固定可能
表面の耐久性
• ログの平らな面に、斧削り仕上げの質感を再現する細かな機械加工を施すことで、耐久性の高い表面が得られます。自然な風化を生かす場合は、無塗装のままとすることもできます。
製作能力 & コーディネーション
• ナーンタリにある約800 m²のアトリエでは、単一のログ躯体を最大約500 m²まで一つの屋根の下で製作可能
• 大規模プロジェクトや複数工房で製作する場合は、Hirsitikkaの責任者による監督のもと、各パートナー工房が同一の図面、許容差、部材番号体系に従って屋内でモジュールを製作
乾燥材による接合、統一された許容差、そして構造全体にわたる均一な表面品質を確保します。
経験豊富なログビルダーによる品質監督
大規模プロジェクトおよび複数工房での製作に対応
• 製作開始前に、図面、接合部の形状、許容差を確認
• 計画的に工房を訪問し、寸法測定と写真による記録を実施
• 出荷前に、部材番号、接合部の納まり、セトリングを見込んだ寸法余裕を確認
複数の工房にまたがって均一な製作品質を確保し、品質および工程上のリスクを低減するとともに、引き渡し時に明確な記録を提供します。
記録管理 & トレーサビリティ
• すべてのプロジェクトで、部材番号、製作記録、写真記録を整備
• 木材仕様、接合部形状、セトリングを見込んだ寸法余裕、メンテナンス指針を含む引き渡し資料を作成
計画的な工程管理
急ぐことのできない手仕事の工程には必要な時間を確保し、そのうえで現場作業が円滑に進むよう物流を調整します。その結果、直前の予期せぬ事態を抑え、見通しの立つ納期を実現します。
計画段階からご相談ください
私たちは建築家や構造設計者と直接連携し、計画の初期段階から建築設計、構造ディテール、施工性を整合させます。プロジェクトの概要を共有いただければ、品質管理方針、製作体制、工程計画をご提案します。
手仕事によるログ建築プロジェクトをご計画ですか。プロジェクトの範囲、工程、品質要件についてご相談ください。



